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ポータブル発電機とホンダEU9i型発電機について。
最近オートキャンプ場や屋外の催し場等で、ポータブル発電機を数多く見かけるようになってきました。しかし便利な反面、取り扱い方法を軽く考えていた為、使用機器を壊してしまったというような事例も耳にします。そこで、その取り扱いの注意点と、それらを見事に解決したホンダEU9i型ポータブル発電機について、ご紹介をさせて頂きたく思います。

ポータブル発電機の種類
ポータブル発電機の動力源を大きく分類しますと、ガソリンとLPガスに分かれます。更にガソリン仕様は、2サイクルエンジンと4サイクルエンジンに分かれます。(ディーゼルエンジンやガスタービン、LPGによる燃料電池方式等は大型発電機の範ちゅうになります。)

但し、ガソリン方式でもLPガス方式でも、キャブレター(空気と燃料を混合させる機器)を介して、エンジンへ供給する燃料になることに変わりはありません。車でいえばガソリン車かプロパンガス車の違いのようなもので、ポータブル発電機の動力は、2サイクルエンジンか4サイクルエンジンということになります。

基本的には一般家庭用と同じ交流100V電源を供給するようになっています。(大型になりますと、3相200V交流発電装置などもあります)。

しかし、今までのポータブル発電機には、あまり知られていない問題があるのです。今回は、その一番の問題「電流の波形」を主に取り上げてみたいと思います。
発電機の電流波形
「電流の波形」ですが、一般家庭に送られている出力波形は、「正弦波」といわれているものです。オシロスコープ(測定器)で見ますと、同じ高低差(定電圧)で綺麗な波を描きます。その波が一秒間の間に60回描くものを60サイクル(交流はゼロ基準を境に+−に波を描きますから、上下の波を数えれば一秒間に120波で60サイクルということになります。)、50回描くものを50サイクルと言っています。その波の歪み(正確には波形歪率といいます。)が5%以内であれば、高品質電源といわれています。

大評判の「ホンダEU9i型」
ポータブル発電機
ポータブル発電機の電源、正弦波と矩形波
ポータブル発電機が発電する交流には、上述の「正弦波」の他に、「矩形波」というものがあります。矩形波とは、長方形とか正方形の形を想像してみて下さい。なだらかな線ではなく、直角に曲がるような線なのです。横道にそれますが、DC/ACコンバータ(DC12VをAC100Vに変換するもの)も、ほとんどが矩形波です。(矩形波のDC/ACコンバータのほうが、正弦波と比較して同出力の場合、間違いなく低価格です。矩形波の製品は、用途によっては下記の理由により使用不能になることがあります。正弦波出力の製品は、DC/ACインバーターと言っているようです。十分注意して下さい。)
     

矩形波の問題点
ほとんどの方は、波形や定電圧なぞあまり気にもとめておられないと思いますが、実は、矩形波を発生する携帯型発電機の交流100Vを使用しますと、電気製品によっては作動しない、無理して使用すると煙を出して故障する等の「問題」が発生することがあるのです。

おおかたのポータブル発電機は、その出力波形が矩形波といわれている他に、エンジンの回転数やばらつきによって、電圧や周波数の波も変化するのです。つまり「品質の悪い電源」なのです。(矩形波は品質が悪いといっている訳ではありません。誤解のないようにお願いします。)

一般家庭用交流100V電源は、定電圧の正弦波で送電されていますので、電気製品はその規格に合わせた設計基準になっています。その為、矩形波や不安定電圧(定電圧ではないということです。)で電圧や周波数が変化すると、正常に作動しなくなるなど対応できなくなる電化製品があっても何らおかしくはないのです。

矩形波に適応できない電子機器・家電とは
その製品の筆頭として、ディスクトップコンピュータ(特にCRTと表示されるブラウン管のもの)やマイコンの付いた炊飯器、いわゆるコンピュータ・マイコン関連機器や、電子レンジ、通信機器、測定器等があげられます。症状としては、CRT(ブラウン管)の画面上でデータ等が正常に表示されない、ちらつく、表示画面のカラーが乱れる、機器が作動しない、誤作動する等の障害が現れます。

ところが、今まで数多く販売されてきた矩形波型ポータブル発電機は、照明機器等に多用されることが多かった為か、矩形波や電圧降下、周波数の乱れ等は、それほど問題にはならなかったようです。つまり、「品質の悪い不安定な電源出力」でも良かったのです。しかし、最近では、アウトドアでマイコン搭載機器製品の使用も増えて来ました。それだけポータブル発電機が一般化してきたともいえます。それにより、各地で上記のような携帯発電機のトラブルも目立つようになってきたのです。

ホンダ、正弦波の携帯発電機を発売
そこに目をつけたのが、自動車メーカーのホンダです。インバーターを利用して、「高品質な電源」を発電するポータブル発電機「EU9i型」を、98年7月に発売したのです。「インバーター」という名前は、エアコン製品等でもよく耳にしますので、インバーターについても簡単に説明しておきます。例えば、家庭用交流100V電源とした場合、まずその交流を一度整流器で直流に直し、交流の残像・山(リップル)を除去し電圧を一定にします。そして、その直流をスイッチング素子を用いて、綺麗で正確な周波数(正弦波)に成形し交流に戻してやります。その周波数は、電気的にも機械的にも自由に設定出来ます。エアコンであれば、その周波数を変化させることで、コンプレッサー(モーター)の回転数を増減させて冷却能力を微調整する訳です。

さて、さらにその「EU9i型」が大変な人気を呼ぶことになったのは、下記のような特徴を有していたからに他ありません。

 今後のアウトドア・ポータブル発電機に求められる四大要素として、
  • 1、どのような電気製品にも対応できる高品質電源(正確な定電圧・正弦波)であること。
  • 2、音が静であること。
  • 3、空気を極力汚さない、環境に配慮した4サイクルエンジンを動力としてしていること。
  • 4、コンパクトで軽量であること。
    が挙げられます。

ホンダEU9i型の特徴
驚いたことに、ホンダ製ポータブル発電機(EU9i型)は、それらを全てクリアしているのです。
  • 1については、一般家庭用商用電力を上回る、波形歪率2.5%以下の高品質電源で、周波数も50と60サイクルに切り替えが出来ます。
  • 2については、防音処理にも工夫が凝らされていて大変静かです。実際の使用感も、今までの発電機と比較してあまりにも騒音が低い(小さい)ことに驚かされます。
  • 2サイクルエンジンの場合は、シリンダー内部でオイルを燃やす為、どうしても排気煙が多くなり、4サイクルエンジンのEU9i型を凌ぐことは現在のところまず難しいでしょう。
  • コンパクトさにおいても、コイル・磁石等の発電部分をエンジン本体(フライホイール部)に組み込む手法で、非常に小型化に成功しています。
その他、EU9i型には多くの特徴がありますが、例えば、2基を並列に結線して交流100V-1.5kVAまで取り出すことが出来ますし、自動車等バッテリー上がりの時、緊急充電が出来る直流12V出力端子等も付いています。さらに騒音を押さえるエコスロットルまで付いています。

最後に
ただ欠点をあげるとすれば、お値段が非常に高いことです。これさえクリアすれば、鬼に金棒なんですが・・・・・
そのような訳で、4大最要素を全て兼ね備えたポータブル発電機は、現在のところ「ホンダ製品」以外には無いと思います。(その他のメーカーさんでも有る場合は、ゴメンナサイ m(_ _)m ) その為製品自体は高価格ですが、敢えて、ホンダ ポータブル発電機(EU9i型)のご紹介をさせて頂きました。

11/06 幌馬車隊事務局 Kameson